人によっては、死期をある程度予測できる人もいるようです。治療が難しい病気にかかっていて、医師から余命の宣告を受けている場合には、その間にいろいろなことを行います。ある有名人は、事前に自分の葬儀の手配をして、参列者などにも案内状を送っていたとされます。
残された遺族にできるだけ手間を取らせたくないとの気持ちだったようです。それらの人であれば、亡くなる直前ぐらいには自分の持ち物なども整理をし終わっているかもしれません。一般的には、いつ亡くなるかがわかりません。
また、亡くなる直前まで一生懸命治療を行います。ですから、これから先も生活をするつもりで色々なものを置いています。亡くなったときにそれらのものが残されますが、使わないからと捨てるのかです。故人に近い人からすると、さすがにそれはできないと感じるでしょう。
故人が残したものは形見と呼ばれ、いろいろな式が終わった後に遺族などにわけられるのが一般的とされます。遺族が近くに住んでいるのであれば、後日改めて集まってもらうなどが可能でしょう。しかし、全国に散らばっている場合、わざわざそのために集まってもらうのは大変になります。
そこで、葬儀の日に分けられるように準備をしておくことがあります。生活をしていた人であればより故人への気持ちが強いでしょうから、自分で持っておきたいものは除いておきます。それ以外のものを故人の兄弟姉妹や両親などに持ち帰ってもらうようにします。